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JFACeとは

挨拶

美容鍼灸・マッサージを通じて、
人々の美しさと健康に貢献し、
豊かな社会を作っていきましょう。

私は、以前、看護師として大学病院などで勤務する中で、西洋医学のある種、限界的なところを感じました。抗がん剤治療後のしびれにはなにも太刀打ち出来ず、家族が足をさすることしかできなかったのです。西洋医学で取り切れない症状を、なんとかしたい。そんな気持ちで鍼灸師になりました。しかし、鍼灸は一般の方のイメージには『痛い、怖い、年配の方がするもの』などがあり、なかなか一般の方が気軽に受ける環境がありません。とても悔しい思いをしました。そんな時に出会ったのが美容鍼灸です。
 アメリカでは、がん患者さんで体力が落ち、顔色も悪くなり、面会したくないと言っていた人を、鍼灸師が体調を整える鍼をして、さらに顔へ少し鍼をしているそうです。そうすると、がん患者さんの顔色がよくなり、友達や恋人に会いたい!という気持ちが出てくる。こんな素晴らしい活動をしているのが、鍼灸師と聞いて、衝撃を受けました。

JFACe代表 上田 隆勇
  • JFACe代表 上田 隆勇

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 そして、帰国して美容鍼を提供してみると、『キレイになるならやってみよう』と、鍼灸が初めての方が多く来院しました。あなたは美容鍼灸と聞くともしかしたら、『美顔法』『顔への鍼』と考える方、審美をメインとした鍼灸と考えるかもしれません。しかし、美容鍼灸も治療です。顔を身体の状態、経絡の異常を表す鏡として、顔と体の両方を治療していきます。キレイになるなら!やってみようと来院した方の体調も合わせて整えていくので、最初は美顔目的だった方でも、トータルヘルスのために通われています。「鍼をすると、本当に体が楽になるし、肌も綺麗になるし、鍼はすごいですね。」というファンが増えています。
 しかし、残念ながら『以前、美容鍼をやってみたけれど、効果がなかった。』と言いながら、来院される方もいます。鍼灸を知ってもらうキッカケとなる美容鍼が、初回で結果がでなければ、継続ケアにはつながりませんし、鍼灸の普及にもなりません。結果の出る美容鍼を提供することで、鍼灸治療のリピーター作りや鍼灸の普及につながっていきます。
 そこで、入口である美容鍼灸で結果の出る技術、カウンセリング、治療計画をぜひ身につけてもらえたらと思います。そして、キレイになり、健康になるというキーワードを通じて、鍼灸がもっと身近に、生活の一部に溶け込んでいってもらえたら、健康的で美しい肌で幸せを感じる人が増えてきます。そうすることで、鍼灸の普及になっていきます。
一緒に、美容鍼灸・マッサージを通じて
人々の美しさと健康に貢献し、豊かな社会を作っていきましょう。

JFACeの理念

美容鍼灸・マッサージを通じて、人々の美しさと健康に貢献し、豊かな社会を作る。

JFACe設立の目的

  • 美容鍼灸のスタンダード化
  • 標準化された技術で、地域の方々の美と健康に寄与する。
  • エビデンスに基づいた美容鍼灸の確立を図る
  • 美容鍼灸を通じて、鍼灸医学の普及、啓蒙を図る
  • 施術家が東洋医学を学び技術習得する機会を充実させる。
  • 一般市民が東洋医学・ツボに触れる機会を増やし、鍼灸の啓蒙を図る。
  • 地域の人々の健康と幸せに貢献する

JFACeの“e”とは 言葉の由来

JFACeはJapan Facial Acupuncture Council for e’の略称です。
JFACeの’e’にはeducation(教育)、esthetics(美学)、elegance(気品)といった意味が込められて います。JFACeはこれらを実践するために教育活動や啓蒙活動をしていきます。

設立趣旨

 昨今、西洋医学では取り切れない症状を補完する医療として、伝統医療が注目されるようになり、補完代替医療の先進国アメリカでは、代替医療として鍼灸医学が最も研究されて、医療機関などでも導入されて普及しつつある。しかし、我が国で鍼灸を体験している国民はわずか10%以下。我が国でも、症状の改善効果や西洋医学との相乗効果などが評価され、大学病院などでも取り入れられるなど、補完代替医療、統合医療の中で取り上げられているが、一般市民には「痛いのではないか、不潔ではないか、古い」などのイメージがあり普及に至っていない。
 一方、美容鍼灸では、新しいイメージからか、美容鍼灸がきっかけで鍼灸を初めて体験する方が非常に多い(JFACe会員アンケート調べ)。また、美顔以外に全身のコンディションを整える鍼灸を行うことで、通いながら、同時に抱えていた生理痛や便秘、不眠などの症状が改善することで、鍼灸医学の効果を感じることができる。この体験から鍼灸が身近になり、また家族や知人など地域の方々への口コミにもつながっている。美容鍼灸は鍼灸が地域から全国的に普及する原動力になる可能性を秘めている。しかし、一般の方が鍼灸に初めて触れる機会である美容鍼灸が、安全で改善効果のあるものでなければ鍼灸が体験後に親しまれることはない。
 そこで、改善効果があり、安全管理が整ったスタンダードな治療プロトコルが必要となる。また、単に技術を提供するだけではなく、美容鍼を体験するキッカケ作りとなる、地域で役立つ情報配信のツール、来院のキッカケととなる仕組み作りも必要である。
鍼灸医学を普及し、国民のQOLをよりよくするためにも、美容鍼灸の手技、安全管理、それに関連した仕組みの体系化が必要であり、当財団は国民のために、この体系構築と技術、愛情の提供に取り組む団体として設立され、これを実践していく。

Message for JFACe

野村皮膚科医院 野村有子先生からのメッセージ

野村皮膚科医院 野村有子

野村皮膚科医院
野村有子

美容鍼灸との出会い

美容鍼灸との出会いは、上田隆勇先生との出会いでもありました。きっかけは、「美容鍼灸を行っていくにあたり、皮膚科学を勉強したい」という、上田先生の向上心のあるまじめな取り組みに共感したことから始まります。

美容鍼灸の効果

私は、皮膚科医として日々多くの患者さまを診察しています。皮膚科医としてはある程度自信があるのですが、恥ずかしながら鍼灸のことは全く知りませんでした。西洋医学を中心とした医療の現場では、鍼灸は果たして効くのか?エビデンスがあるのか?という漠然とした疑問があり、医師の中には否定的な意見を持っている人も少なからずいます。しかしながら、鍼灸を受けて体調が良くなった、痛みがとれた、などの意見も聞いたこともあります。そこで、私自身も鍼灸について勉強し、さらに、上田先生とともに美容鍼灸による効果についてデータをとってみることにしました。その結果、肌の水分量・油分量は上昇し、シワの数が減り、さらにタルミが改善されたことがわかりました(第27回日本臨床皮膚科医会学術大会にて発表)。

美容鍼灸の現在とこれからの展望

現在、当院に週に1回上田先生に来ていただき、美容鍼灸の治療を行っています。皮膚トラブルのある患者さまを 対象にしていますので、当初は心配もありましたが、逆に患者さまの方から「皮膚科と連携しているのでとても安心」「実は、鍼灸に行ってみたかったのだけれど、肌が弱いので行けなかったので、本当にうれしい」など、喜びの声をたくさんいただいています。
美容鍼灸は、元気で美しく生きていきたい、という一人一人のご要望に丁寧にお答えできるすばらしい治療だと思います。高齢化社会にあたって、さらに需要も増えていくでしょう。また、皮膚科のみならず、整形外科や内科・歯科・介護などいろいろな分野と連携ができれば、患者さまの満足度もさらにアップすると思われます。
美容鍼灸は米国から始まった施術方法だときいていますが、日本美容鍼灸マッサージ協会の設立により、日本国内で施術内容は進化してきています。日本式が、世界へ広まる日もそう遠くはないと思います。美容鍼灸により、世界中の人たちが元気に幸せに生きていけますように、心から願っています。

野村皮膚科医院 野村有子

野村皮膚科医院 野村有子

野村皮膚科医院院長
野村有子先生と上田隆勇

野村皮膚科医院 野村有子

題27回日本臨床皮膚科医会総会・
臨床学術大会にて学会発表